「がんを予防したい」——そう思いながらも、あなたがやっているその対策、実は「予防」になっていないかもしれません。
健康意識の高まりとともに、日常的にがんや大病の予防を心がける人が増えています。しかし、株式会社サルベストロールジャパンが実施した最新の調査(30代〜70代の男女対象)により、私たちの「がん予防」に対する認識と行動に、大きなズレがあることが判明しました。

1. 「予防のつもり」が実は違った?意識と行動の大きな乖離
今回の調査で、実に90%以上の人が「がん予防に関心がある」と回答しました。しかし、「実際に予防のために行動している」と答えた人は、わずか約3割(34.3%)にとどまっています。
さらに深刻なのは、「がん予防」という言葉の誤解です。
「がん検診=予防」という勘違い
「がん予防と聞いてイメージするもの」を尋ねたところ、最も多かった回答は以下の通りでした。
- 1位:健康診断を受ける(70.1%)
- 2位:がん検診を受ける(68.8%)
実は、がん検診はがんを未然に防ぐ「一次予防」ではなく、できたがんを早く見つける「早期発見(二次予防)」です。約7割の人が、予防と早期発見を混同してしまっている実態が浮き彫りになりました。

2. 野菜を食べればOK?「なんとなく体に良さそう」の落とし穴
食生活においては、9割以上の人が「がん予防に食事は重要」と認識しており、実践内容としては「野菜を多く食べる(62.0%)」が圧倒的トップでした。
しかし、野菜に含まれる成分への理解となると話は別です。
- 「なんとなく体に良さそう」という漠然とした認識:43.2%
- 「成分名まで意識して選んでいる」:わずか 5.9%
知名度が高い成分は「ポリフェノール(86.5%)」が突出しているものの、「カロテノイド(23.5%)」や「スルフォラファン(19.9%)」、さらには注目の機能性成分「ファイトケミカル(10.9%)」や「サルベストロール(2.4%)」の認知度はまだまだ低いのが現状です。


3. SNSや口コミを信じて大丈夫?健康食品選びの危険なリスク
不足しがちな栄養を補う「サプリメント・健康食品」の利用経験者は約6割(59.1%)に上ります。しかし、その選び方に大きなリスクが潜んでいます。
購入時に参考にする情報源として、「専門家(医師・薬剤師・管理栄養士)」に相談する人はわずか約15%。一方で、SNSなどのネット情報や知人の口コミを参考にする人は約25%と、専門家相談の約1.6倍に達していました。
SNSや口コミには根拠が曖昧な情報も多く、自分に合わない製品を摂取してしまう危険性が指摘されています。

専門家が警告「誤ったサプリ選びは健康を損なう恐れも」
この結果を受け、これまで3,000人以上の医師に栄養療法を指導してきた柳澤厚生医師(元杏林大学教授、日本オーソモレキュラー医学会代表理事)は、以下のように警鐘を鳴らします。
柳澤厚生医師のコメント
『日本では生涯で約2人に1人ががんと診断されると言われています。がん検診で早期発見に努めることと同時に、禁煙、節酒、適度な運動、そして栄養バランスの取れた食生活で発症リスクを下げることが不可欠です。
食事で不足する栄養素をサプリメント等で補うのも選択肢の一つですが、必要な栄養や適切な摂取量は個人の体質や服薬状況によって異なり、製品の品質にも差があります。 自己判断だけで選ぶと、かえって健康を害する可能性もあります。かつけい医や薬剤師、管理栄養士など身近な専門家に必ず相談してください』
まとめ:正しい知識と「専門家への相談」が明暗を分ける
- がん検診は「早期発見」、日頃の生活習慣改善こそが「予防」
- 野菜は「なんとなく」ではなく、含まれる成分の役割を意識する
- サプリメント選びでSNSや口コミを過信せず、専門家に相談する
「気をつけているつもり」で終わらせないために。まずは自分の予防知識を見直し、信頼できる専門家とともに自分に合った健康習慣を作っていくことが大切です。


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